掲載2011年8月9日
内容紹介・訳者メモ
ロンドンで若者が暴動というニュースが入った。「ロンドンのトッテナム地区で6日、黒人男性が警官に射殺されたことに抗議する群衆デモが暴徒化したことに端を発し」などと報道されているが、そんなことが原因であるわけがない。「対応が後手に回る政府と警察に国民の批判が集まっている」とは、行政の無能さを装ったいつもの手口である。英国政府は「ロンドンで勤務する全警官の休暇を取り消し、警備にあたる要員を6000人から一気に1万6000人に増やす方針を示した」と、既に厳戒態勢が敷かれつつあり、戒厳令と軍の出動準備(警察支援ということらしい)も整っているそうである。
UK Riots: Government Prepares Troops, Martial Law
若者は、政治的な目標を狙って暴動を起こしているのではなく、民家や商店を襲って物を盗んでいるという。どんな手段で煽動したのかは後で明らかになるのではないかと思うが(たぶんインターネットだろう)、いずれにしても、私はこのニュースを見て、3年前にデーヴィッド・アイクがニューズレターで書いたことを思い出した。すべて意図的に行われているのがわかると思うので、その3年前の記事を紹介しておきたいと思う。アイクのニューズレターは有料会員制だが、この号については広く周知してほしいということになっている。もちろん私は、日本でも同じような工作がありうると思っているので、紹介している。

※このニューズレターの内容は、誰にとっても重要です。この情報を望む人がいれば、誰でも構いませんので、自由に回覧して下さい。
お巡りさんの言う通りだった・・・
あとは「戦争」がやってくるだけだ
THE POLICEMAN WAS RIGHT...ONLY 'THE WAR' IS STILL TO COME

みなさん、こんにちは。
今年三月の「駐車監視のお姉さんが家にやって来る?」というニューズレターを覚えていらっしゃるだろうか。この記事の情報については、七月のビッグブラザー補欠選挙でも、記者会見と一般集会の両方で取り上げ(一般集会のビデオ・日本語字幕版)、私の本を読んで非常に警戒心を抱いたイギリスの交通巡査から手紙をもらったいきさつを説明した。彼は違法駐車をするドライバーに違反切符を発行する仕事(この仕事をしている女性はビートルズの「ラブリー・リタ」という歌のおかげで「メーター・メイド」として有名になった)をしているのだが、その仕事を通じて入手した情報に困惑していた。
今週起きたことに関わってくるのだが、この6ヶ月前のニューズレターに書いたことをまとめると次の通りである。
交通巡査に告げられたこと
私に手紙を書いた男は(アンディと呼ぶことにする)、20年ぐらい交通巡査の仕事をしていて、彼の職務はもっぱら交通違反・駐車違反に関することに限られていた。交通巡査とはそういう仕事をすることになっているのだから、他のことはやっていない。
五年前に管理体制が変わったとき、方針が全面的に新しくなった。そのときからおかしくなった。突然、もはや円滑な交通を維持するという目的ではなくなった。どれだけ多くの違反切符を発行し、ドライバーから取る罰金を劇的に増やせるかだけになってしまった。「この仕事からは心情というものが剥ぎ取られてしまった」「われわれはロボットに管理されている」といった言葉を吐いて、抵抗するために職場を去った巡査が多いとアンディは言った。
アンディの手紙には、彼が「冷静」な話しをするために上司の部屋に来るように言われ、その面談で3枚のカードを彼自身と同僚用として受け取った過程を綴っていた。
*最初のカードは駐車違反取締りの仕事に関するものだった。別に問題ない。それが彼の仕事である。しかし、他の2枚については当惑し、次第に何が起きているのか心配になってきた。
*2枚目のカードはPace(警察の行動と裁判の証拠の意)カードであった。そこには警察官が人を逮捕するときに法的に言わなければならない言葉が書いてあった。
「必ずしも言う必要はないが、もし後日、裁判で必要になることを何か質問されたときは、話しておかないと不利になるかもしれない。あなたが言ったことは証拠として提出されるかもしれない」
この警察官向けの注意文書を、交通巡査が使うような立場にないし、使うこともないであろうから、交通巡査が知っておく必要はまったくない。警察とその他の法律を執行する官吏だけが逮捕する権力を持っている。
*3枚目のカードは、さまざまな法律条項の執行のために、「住居に立ち入り、調査をすることを含め」、自治体の代理として行動することをアンディと同僚に認めたものだった。
いったいどうして、駐車違反のチケットを発行するだけの人に、住居立ち入り調査や逮捕時のセリフが関係あるというのだろうか??
カードを渡されたとき、アンディはまさにこの質問を上司にした。しかし、上司は、カードを配るように命令されたとしか説明せず、実際にカードを使うようになるときまで安全に保管するようにとしか言わなかった。
政府は暴動を準備している
その後、アンディは、数年来の知人である警察幹部官に会った。他の巡査も交えた雑談の後で、その幹部官はアンディを脇へ連れ出し、こっそり話したいと言った。幹部官は、これから話すことは言ってはいけないとアンディに言った。昔からの友人だから特別に話すのだと。
彼は数ヶ月間、警察や国、地方自治体のお偉方と会いながら、トップシークレットの作戦を調整する「特別任務」に就いていたと言った。これは全国的な規模で起きていて、一部の警察官が選ばれて彼と同じ任務をしている、または、せざるをえない状態という。
幹部官は、再度、この話を口外してはいけないとアンディに念を押してから言った。彼が暴露しようとしていることを、政府は準備中である。「あー、うー、まず先に。彼らは予定している・・・戦争、暴動の頻発、そしてものすごく大きなたくさんの混乱を」
警察幹部官は、アンディと同僚に沢山のカードが与えられたこと、Paceの注意事項が記載されたものと、さまざまな住居に立ち入りを許可するものとが与えられたことについて、何故かわかると言った。
「言ってみれば、つまり、そのカードを与えられたのは、騒乱が起きたときに、というか起きるんだが、われわれ警察は、武装軍隊と君たちのような仕事の人々と一緒に前線に立つことになる。交通巡査、警備員、監視カメラのオペレータとかが、われわれ警察の仕事をするよう求められる」
「冗談だろ。おかしいよ」アンディは答えた。
「冗談じゃない」幹部官はいった。「真面目だよ。君にこれから起きることを教えてやりたいだけだ。だけども、くれぐれも人に言わないようにしてくれ」
秘密工作のインサイダーであるこの警察幹部官は、いずれ戦争が起き、予想される民衆の抵抗は、警察と軍が抑える、その間、交通巡査、警備員、監視カメラのオペレータなどが通常の警察業務を代行すると言っているのである。
交通巡査の「アンディ」は三月にこの話を私に伝えてくれたが、この警察幹部官との会話はその何ヶ月か前のことである。従って、この「戦争」と民衆の抵抗への準備は長期間にわたって計画されているのだ。
私がアンディの手紙を受け取り、彼が話しているカードを見た数日後に、政府は、交通巡査を「市民執政官」に改称し、権限を強化して通常は警察が行っていることも含む職務に拡大すると発表した。
そして今週、政府は、警察の仕事をする「市民」を山のように「認定」する計画を明らかにした。その中には、警備員、自治体職員、駐車場の係員、万引き監視員、公園の管理人、スポーツ大会の会場係まで含まれている。
これはほぼ一年前に、まさに警察幹部官がアンディに言ったことだ。ここで、二つのことを指摘しておきたい。
(1)これはイギリスに限ったことではない。いろんな意味でイギリスはオーウェル国家への道の最先端にあるが、これは世界中で起きることの青写真なのだ。
(2)現在こうした人々に与えられようとしている警察権力は、いったん「戦争」が始まったときに与えられる権力と比べるとほんの序の口である。
「地域安全認定者制度」に基づいて「認定者」というオーウェル的な肩書きを持つ者はすでに1,400人もいて、その数は爆発的に増加中である。ほとんど職業訓練も身元調査もしない人間に僅かな手数料を払う(あるいは彼らの雇用主に払わせる)だけで、彼らは街に飛び出して行き、車を止め、罰金を課し、人々の写真を撮り、犬を連れてパトロールし、財産を没収し、氏名と住所を詰問する。
そして、どんなに小さなゴミを捨てても、国家の代理人である彼らに氏名を告げるのを拒否すれば、写真撮影され、指名手配犯のように地域の新聞に写真が掲載されるという事態にまで至ってしまった。
今のところ「認定者」は各自の制服にバッジを着用することになっているが、政府は最終的には特別な制服を準備する計画である(これは間違いなく戦争に間に合うようにするためだ。黒いシャツが一番ピッタリだろう)。彼らは、現在では市民執政官というオーウェル的な肩書になった昔の交通巡査や、警察と同等の訓練を受けることなく警察と同等の仕事をする「特別巡査」と共に働くことになる。
このつまらない連中を一緒にして、いよいよオーウェル的な言葉であるのだが、政府は「拡大警察ファミリー」と呼んでいる。「ファミリー」などとかわいらしい言葉を使って、それが本当に意味する真実をぼやかし、怖がらせないようにしているのだ。
彼らは、「ジャッキ・スミス秘密警察」とか、悪名高い東ドイツのシュターズィ(秘密警察)とこの政策を公式に後押ししている英国内務大臣にちなんで「スミスのシュターズィ」と最高に適切なあだ名がつけられているが、もちろん背後にいるのはスミスではない。
ロボットが相互監視する社会
何年もずっと言い続けていることだが、少数者が多数をコントロールするためには、多数者が相互に支配し合ってくれなければならない。今回の話題はまさにそういうことだ。大衆の中から大衆を支配する人間を調達する。
ヒトラーからスターリン、ムガベ、その他さまざまな独裁者・暴政者は、例外なく民衆の中から社会性のないバカを利用することで、その意志を民衆に押し付けてきた。そして、世界中でそのような志願者は後を絶たないほどたくさんいるので、暴政を行う権力がたくさん存在することができる。
どのような精神構造をもつ者が、「認定者」となり、「イギリス秘密警察」のメンバーになりたがり、政府の募集に応じるのだろうか? 人々に対して権力を行使するような地位から、百万マイル以上遠ざけておかないといけないような人間ばかりだ。
弱い者いじめが好きで、他者を支配することで自分を取り戻そうとする精神的・感情的に不安定な人間である。彼らに本当に必要なのは腕の良いセラピストである。彼らは規則集が頭脳になったロボットである。彼らは、こうした仕事を通じて支配と服従に異常な快感を覚えるマゾヒストである。
そしてもちろん、先述のジャッキ・スミスのような役に立つバカの背後にいる影のグループは、この仕事がどのような人格を惹きつけるものか十分に承知している。それが狙いなのだ。人間の中の最も感情的に悪い部分を引き出して、人々に向けて解き放つ。隣人を隣人と対立させる。家族を家族と。分割して支配するのである。
私が住んでいるのは人口14万人の小さな島であるが、それでもここ七年間で自治体の法執行官が増え続けた結果、制服や反射材のジャケットを着た人間が劇的に増加した。こうした人々はどんな性格かと見ると、神経細胞が働いているとは思えないような者がいて、これから彼らにもっと権力が与えられ人々の生活を左右することになるということが信じられないほどである。
しかしこれは皮肉なことである。彼らは本当のところは何の力ももっていない。制服とかバッチに権力があるのであって、彼らではない。制服を脱ぎ、仕事を離れれば、彼らの権力も離れて行ってしまう。最初から彼らに権力はなく、権力は制服にあったのだから。
そして制服とは何か? 国家の延長である。だから、彼らも皆、国家の延長であり、引いては人間社会の行き先を操る影のグループの延長なのである。
彼らは「認定された駒」と呼ばれるべきである。もしそうだとしたら、一体何人の人が志願するだろうか? ほとんどいないだろう。だから、他人に対して権力を持ちたいと願う、あまりに病的な感情を持つ者は、常に自分自身が権力を持っているかのように(実際は持っていないのに)自分を騙し続けないといけなくなる。彼らは自覚することはないだろうが、哀れな駒に過ぎない。先週私が述べた「認知的不協和」によって間違いなくそうだ。
このような人なくして少数者は大勢をコントロールできない。彼らは国家権力の執行者であり、影のグループの権力の執行者であり、そして今、影のグループは地球支配の長期計画の目的に向かって最後のゲームを行っている。
また、「認定者」の欺瞞は、数え切れない「民間セキュリティ企業」を民衆コントロールの領域に導き入れるよう設計されている。これらの企業は、深く探っていけば、政府を操っているのと同じ人々によって所有されていることが明らかになる。政府はこれらの企業に「認定者」制度への参画を奨励し、「知名度を上げるように」そそのかしている。本当の狙いはもう少し先にあるはずだ。
公の軍隊があり、民間の軍隊があり、そして両方とも究極的には同じ勢力によってコントロールされているのであれば、両者は実は一つの軍隊であり、影のグループの軍隊である。
我々はいつまで「それ」を待っているのか?
であるから、私はここで、人類社会の岐路にある今、いくら大きな声で何度言っても足りないぐらいである。長い間私が警告してきたことは、いまや日常生活となっているのに、多くの人々はまだ砂とバケツを求めている〔砂に顔を埋めて現実を直視しようとしないの意か〕。
7月1日のビッグブラザー補欠選挙の記者会見のとき、私は交通巡査の話と彼の友人の警察幹部官がこれから起きることとして話したことを「ジャーナリスト」たちに話した。今週、その通りになったのだが、一人としてジャーナリストから取材の申し入れはなく、うちの電話は鳴っていない。
皮肉の皮肉であるが、「認定者」の記事を報道した新聞は、ロンドンのデイリー・メールであった。先月の補欠選挙の記者会見の聴衆の中にいたのは、デイリー・メールのスターであるクインティン・レッツである。そのとき彼は、私のビッグブラザーの話は(もちろん交通巡査の話も含むことになるが)、まったくナンセンスなものだったと書いた。
事実、まったくナンセンスなことに、今週、私の話の妥当性は、彼の新聞の一面を飾って証明された。
またしても、ビッグブラザー補欠選挙のときの市民権団体「自由」のように、マスコミは「独裁主義的な労働党政権」をオーウェル的イギリスをもたらすとして非難した。我々は地球規模のビッグブラザーを迎えようとしており、労働党政権はその機械の奴隷的な歯車であるに過ぎないという事実を知ることもできず、知ろうともしないで。
「野党」の保守党が「権力」の座に就いても、彼らはビッグブラザー国家の拡張を続けるだけのことである。それは、彼らが、ヘンリー・ジャクソン協会のような組織を介し、過去8年間およびそれ以前からブッシュを操る人形師であった米国のネオコン・ネットワークの触手であるという理由だけではない。
地球規模のビッグブラザーをカモフラージュするためのごまかしを行っているのは、労働党政府なのである。
この二十年というもの、私は、スローモーションで交通事故を目撃しているような感じがしていた。最後はどうなるか分かっているのだが、トラックの前を横断しようとしている男は、笑いながら、こう言っている。「まったくナンセンスだ」
警察幹部官がアンディに話したことのうち、まだ起きていないことは一つだけである。それは戦争であり、この話はすべてそこにつながっている。私が長い間警告してきたのも戦争であり、戦争によって地球規模の混乱と災難をもたらし、「そのような戦争が二度と起きないように」世界政府と世界軍を正当化するように設計されている。
当然のことながら、戦争の背後にいる人々が、「そのような戦争が二度と起きないように」創設される世界独裁国家と世界軍の背後にもいることになる。問題→反応→解決策である。
米国、NATO、ロシア、グルジア、そして継続中のイランとの捏造された紛争について言えば、これらは皆、いずれ中国も巻き込むことになる工作された紛争へと発展することになる。明日起きるとは言わないが、それほど将来でもないと言っておこう。
確実に言えることは、イギリスの秘密警察ネットワーク(いや、拡大警察ファミリーだった)のように、より大きく、より権力をもつようになると、我々はより戦争に近づいていることになり、そして、彼ら支配者が抑えようとしている民衆の抵抗も大きくなってくる。
我々はいつまで「それ」を待っているのか? 我々はいつまで「それ」を待ち、「それ」に対して何か行動を起こすのか? 非暴力、非協力の大衆運動を起こし、本当の権力は我々自身の中にあることを示すのはいつなのか?
我々は、我々の連携に縛られることはあっても、彼らに協力することは「今」止める必要がある。
もし行動せず、何もしなかったらどうなるか?
時計は進む、カチ、コチ・・・
「子供保護法を使ってビッグブラザーを導入しようとしているって、おい、いったい世界はどうなるんだ? ところで、今夜のテレビは何? ゲーム・ショーだったっけ?」
時計は進む、カチ、コチ・・・
「税金泥棒に家宅捜査権を与えるらしいよ、おい、いったい世界はどうなるんだ? ところで、今夜のテレビは何? ゲーム・ショーだったっけ?」
時計は進む、カチ、コチ・・・
「この町にも秘密警察ができるって、おい、いったい世界はどうなるんだ? ところで、今夜のテレビは何? ゲーム・ショーだったっけ?」
時計は進む、カチ、コチ・・・
「おい、誰か玄関に来てるぞ。今ごろ誰だろう?」
(翻訳:為清勝彦 Japanese translation by Katsuhiko Tamekiyo)