ウィキリークス、ジュリアン・アサンジは、撹乱情報源の疑いがある。この記事を読む場合、必ず合わせてこちらの記事も読んでいただきたい。

怪しい臭いがするウィキリークスのジュリアン・アサンジ

掲載2010年4月7日

米軍ヘリがイラク一般市民を狙撃するビデオが漏洩した

ウィリアム・イングドール氏が、「このビデオについては何もコメントは不要だ」とカッコ良いコメントを付して、以下のウィキリークス(Wikileaks)のビデオのことを教えてくれた。痔の情報を翻訳しながら原由子の「私はピアノ」を聴いている場合ではなかったのである。

イラクで米軍ヘリが「楽しそうに」一般市民を銃撃している様子がわかる。まるでシューティング・ゲームだ。実際、米軍の兵士は、シューティング・ゲームで訓練され、相手に同情を抱かないようにマインド・コントロールされているという。

海外では大きく話題になっているようで(現在YouTubeで約280万ビュー)、既に日本のサイトでもいくつか紹介されている。以下のサイトの情報も参照されたい。

エルエル http://10e.org/mt2/archives/201004/070301.php
(この何のサイトなのかワケがわからないところは、当サイトの同類かもしれない。親近感を覚える。10歳の子供が作っていると書いてあるが、天才だ。)

以下に、AlterNetの記事を翻訳した。

ウィキリークスのビデオを見よ!
 米国諜報機関が隠そうとしたビデオだ

Watch the Wikileaks Video U.S. Intelligence Tried to Suppress — Does it Reveal U.S. Military Cover Up?

By Zaid Jilani

(原文http://blogs.alternet.org/speakeasy/2010/04/05/watch...)

2010年4月5日

2007年、ロイターの通信員2名(カメラマンの Namir Noor-Eldeen と運転手の Saeed Chmagh)が、バグダードで米国のヘリコプターに攻撃され、殺された。この殺害について米軍当局は、通信員たちと一緒だった男たちが先に治安部隊に発砲し、それを受けて交戦が発生した後に起きたものと説明していた。そして、この報復攻撃は、交戦規則(ROE)に従ったものだったと主張していた。この米軍の説明を疑ったロイター社は、情報公開法に基づき殺害現場のビデオの提供を求めていたが、米軍はビデオの提供を拒んでいた。ペンタゴンの監視機関の長官が、この事件をしっかりと調査しなければ、今後も同じような銃撃が「発生する可能性が高い」と訓戒したにもかかわらずだ。

今朝(2010年4月5日)のナショナル・プレスクラブの行事で、告発ウェブサイトのウィキリークス(Wikileaks)が、そのビデオを所有していることを明かした。匿名の軍の関係者から得たもので、事件の攻撃に携わったアパッチ(攻撃型ヘリコプター。複数機が参加)の1機が記録したものだ。そのビデオ(現在、YouTubeにアップロードされるとともに、ウィキリークスの事件特集ページに設置されている)を見ると、軍のヘリコプターが戦闘意志のないロイターの社員に攻撃を加えた様子がわかる。どうやらカメラと三脚を武器と間違えたようだ。ビデオには、犠牲者が米軍関係者に対して発砲している場面はない。まして、犠牲になった人々が脅威を与えた様子もない。

ビデオをご覧いただきたい。(注意:暴力の映像を含む)

このビデオが本当に事件を正確に描写しているならば、軍関係者の対応は誤っていることが明らかだろう。アパッチの攻撃が、「治安部隊が攻撃を受けた後に発生した」と主張したことも真実ではないことになる。その上、問題のアパッチのパイロットは、イラクにおける2007年・米国交戦規則を犯しているようだ。その規則では、「敵対行為をしたり敵対的な意志を示し、多国籍軍に脅威を与えた」者に対してのみ、「殺傷能力のある兵器」を使用することを認めている。

ウィキリークスの事実暴露は、ロイター社員とイラクの一般人の殺害につながった事件の全容を明らかにする上で、有力な根拠となる。

<追加情報>

先月、ニューヨークタイムズは、ウィキリークスが、軍の内部告発者と連携しているため、ペンタゴンおよび関連する諜報機関の標的になっていると伝えている。2008年に、米陸軍防諜センター(U.S. Army Counterintelligence Center)は、内部告発者を取り締まる戦術をまとめている。その中で、内部告発の動きの「中核を破壊」するために標的とすべき組織としてウィキリークスを名指ししている。また、ウィキリークスの設立者は、ウィキリークスがアメリカの諜報機関によってスパイされ、脅迫されていると述べている。

<追加情報>

ロイターの編集長デイビッド・シュレジンガー(David Schlesinger)は、以下の声明を発表した。

三年前のNamir Noor-EldeenとSaeed Chmaghの悲劇的な死は、交戦地域をカバーすることの極度の危険を象徴する事件だった。我々は、今後とも、ジャーナリストの安全確保に努めるとともに、ジャーナリスト、特に危険にさらされているカメラマンとビデオ・ジャーナリストの仕事の重要性について関係各位の理解を求めていく。本日ウィキリークスが公表したビデオは、戦争ジャーナリズムが巻き込まれる危険性とその結果生じる悲劇のことをビジュアルに示したものである。

(翻訳:為清勝彦 Japanese translation by Katsuhiko Tamekiyo)

関連情報

Collateral Murder (39分のノーカット版あり)

3年前の米軍ヘリによるイラク市民銃撃映像、告発ネットが公開(AFPBB News)

Wikileaks トップページ

ウィキリークスについて(Wikipedia)

Iraq: Wikileaks video of US military killing journalists(Boing Boing)