掲載2010年6月1日

【書評】  『マインドコントロール
日本人を騙し続ける支配者の真実』 池田整治著

陸上自衛隊の現役(小平学校人事教育部長)の方の著書だが、コンスピラシーの世界をこれから探索してみようかと思い始めた方の入門書に良いのではないかと思ったので紹介することにした。

タイトルにマインドコントロールとあるが、テレビ等を通じた広い意味のマインドコントロールであって、心理兵器の専門解説書ではない。当サイトのように食品問題から政治経済、ちょっと怪しいスピリチュアル系、更に歴史も含め、幅広く書いておられる。

例えば、商社で食品添加物の営業をしていた人が、自宅の食卓で子供がそれを食べるのを見て辞表を提出した話(P.40)などもあって、読みやすい内容だと思う。


この本の中で、情勢を読むときの二つのポイントについて指摘してある。

第一のポイントは、次の5つのグループのどれに属する人物・グループかを見極めることである。

(1) 表に出ず、背後で世界を支配しているグループ

(2) 背後の支配者から直接指示を受け、表舞台で活躍するグループ

(3) 表舞台で活躍するグループの部下たち

(4) 何も知らない人たち

(5) 以上の構造を理解した上で世界を良くするために活動する人たち

第二のポイントは、マネーの動きを読むこと。誰がトクをするかという視点である。


この視点は、私も常に意識している。

例えば、(3)のグループの人は(1)を知らないので、(1)のことを言う人をキチガイ扱いする。逆に(1)のグループを意識し過ぎると、世界中何でもかんでもグルだろうと決め付けることになる。だが、(3)のレベルでは、現実に対立はしているわけだ。

プロ野球の応援に喩えてみると、やはり野球観戦をする以上は、どこかのチームのファンでなければ面白くない。だが、野球界全体は、広告収入など興業収入のために存在していることは、誰でも知っていることであり、そういう意味では本気で巨人と阪神が戦っているわけではない。巨人が阪神を滅ぼしてしまえば、それ以降、試合ができなくなる。あくまで野球の試合として真剣勝負しているのである。昔は別にしても、現代の国際政治はまさにこの状態である。野球でも、ときどき熱狂的なファンがいるが、アメリカが悪いとか中国が悪いとか、国単位で議論することはそれと同じである。

私もついつい国単位で表現してしまうことが多いが、本当の敵は、国際ネットワークであり、無国籍者・国籍超越者なのである。それは血縁でつながったネットワークであり、学閥や変態儀式でつながったネットワークである。学閥といっても、日本の大学の同窓会のようなものとは根本的に違う。例えばオックスフォード大学のカレッジでは、学業だけでなく、運命共同体のように寝食を共にして(変なことも一緒に楽しんで)結束を固めているのである。また、表に出ている国際ネットワークとして、一番分かり易い形態は、多国籍企業であろう。

なお、私は、(1)の上に(0)次元とも言うべき善悪を超越したレベルがあり、その大きな意思が全てを動かしていると思っているが、それはもう宗教的な世界である。


私の個人的な見解とも、およそ一致した内容であり、ほぼ快調に読めたが、一番最後のページの締め括りで「地球温暖化」が登場して、ずっこけてしまった(それ、今が旬のマインドコントロールなんだけど・・・お願いしますよ、本当に)。また、よく引き合いに出されるアインシュタインの日本賛美発言は、シュタインという国法学者の言葉が間違って伝わっているそうだ。

(参考:アインシュタインの言葉ではない?


まあ、私も相当マインドコントロールでやられちゃってると思うので、人のことは言えない。


関連情報

陸上自衛隊小平学校 http://www.mod.go.jp/gsdf/kodaira/

新 心のビタミン http://cid-7ee92fe6821f38ad.profile.live.com/

心のビタミン http://www.emaga.com/info/heart21.html