掲載2011年4月7日

なにごとにも「ほどほど」というものが・・・

何でもかんでもアベコベに逆張りをするつもりはないのだが、真実を追求すると何故か一般常識とは反対の答が出てしまう。本当に皮肉なことである。放射能汚染について調べてみた結果、結論的には、表題にした通り、何でも「ほどほど」というものがあるということである。

例えば、マネーが諸悪の根源と言う。それはその通りで、利益追求が現在の原発災害をもたらしているとも言えるし、人類はマネーという偽の神に操られている。しかし、だからと言って、生活のための金儲けまで否定しては経済が成立しない。また、利己主義は良くないと言うが、利己的でない人間は死んでしまう。

日月神示 夜明けの巻 第一帖

今までは悪の世でありたから、己殺して他人助けることは、此の上もない天の一番の教といたしてゐたが、それは悪の天の教であるぞ。己を活かし他人も活かすのが天の道ざぞ、神の御心ぞ。他人殺して己助かるも悪ぞ、己殺して他人助けるも悪ぞ、神無きものにして人民生きるも悪ぞ。神ばかり大切にして人民放っておくのも悪ぞ。

人間というものは、ついつい白か黒かの二元論に陥ってしまう癖がある。石油利権が原発を阻止したかった石油ショックの時代から変わっていない放射線の被曝量の基準も、実はこの誤解に基づいており、放射線は悪であり、放射線を多く被曝するほど危険である、つまりゼロが理想であるという直線的な理解になっている。

紫外線はゼロが良い?

身近な放射線として太陽光線の紫外線がある。紫の外にある線というぐらいなので、人間の目には見えない。この紫外線は、危険だろうか、それとも有益だろうか?

科学・医学ではどのような認識をしているか、例えば、製薬会社のサイト「メルクマニュアル医学百科」では、「日焼けは健康的か」という問いに対し、こう述べてある。

結論からいうと、答えは「いいえ」です。日焼けした肌はしばしば健康の象徴や、活発で運動を好むライフスタイルの証とみなされますが、実際には日焼けしても健康面でのメリットは何もないばかりか、かえって有害です。

一方、我々は常識として、日光浴は身体に良いことを知っている。日に当たると気分も暖かくなる。ビタミンDも生成され、免疫力がアップする。だが、それと同時に、強い直射日光に長時間晒されるのは危険なことも知っている。ということは、ゼロでも過剰でも良くないわけだ。個人差はあるが、最適な(ほどほどの)紫外線被曝量というものがあるはずである。

例えば、環境省の「紫外線 環境保健マニュアル2008」には、紫外線の有害性をたくさん列挙しつつ、有益性が少しだけ触れてある。

とはいっても日焼けをするほどの「日光浴」が必要なのではなく、日本が位置する緯度を考えると、両手の甲くらいの面積が15分間日光にあたる程度、または日陰で30分間くらい過ごす程度で、食品から平均的に摂取されるビタミンDとあわせて十分なビタミンDが供給されるものと思われます。

ビタミンDは基本的に食品で摂取し、補助的に紫外線による生成も良いでしょうという程度の認識なわけだ。逆に言えば、ビタミンDさえ十分に摂取できれば、日に当たらなくてもよいという意味になる。我々が常識的に知っている日光浴で気分が良くなるという事実を、科学は解明できていない。

ゼロが最適&累積被曝量が問題 vs「ほどほど」がある&瞬間被曝量が問題

現在の科学はその程度であるが、その科学は、放射線についても幼稚な(意図的かもしれない)誤解をしている。放射線はゼロが理想というLNT説(直線・閾値無しの仮説)を前提にしているのだ。

しかし、放射線は、自然の状態でも、宇宙から降り注いだり、花崗岩など鉱物にも存在している(パワーストーンも放射線の効果かもしれない)。ラドン温泉もある。放射線は生命の活動と密接に関係あるもののようだ。その放射線がゼロの状態がベストだと思えるだろうか? 

そう思う方は、それで良い。私は原発業界を擁護するために、放射線の有益な面を強調したいのではない。私は原発には反対している。そんな業界のためではなく、読者の皆様のために書いている。何ら害が無いばかりか、有益かもしれない放射線量に対して、無意味に恐怖を感じ、それがストレスとなって健康を害することのないようにと思って書いているだけである。

もちろん、どんなレベルの放射線でも危険だと思う人は、引き続きそう思っていればよいと思う。それが原発反対運動の動機になるならば良いことだ。現在のように人間が制御不能になるものを作ってはいけない。私はあくまで現状の放射線レベルに安心しているだけで、この後どうなるかは分からない。「もんじゅ」も最悪の事態になっているようだし、問題視されている東海地震と浜岡原発もある。

夏の海で強い日差しを浴び続けると火傷するように、強い放射線を一度に浴びると有害なことも自明である。原爆の犠牲者、原発の事故現場の作業などで強烈な放射線を浴びて死傷者が発生している事実は言うまでもない。だが、その一方で、ゼロが理想でないとすれば、最適な放射線被曝量はどれぐらいなのかという話になる。詳しくは藤野薫編著『放射線ホルミシスの話』(せせらぎ出版、2004年)を読んでいただきたいが、自然界の放射線の百倍が最適ということである。

誤解の無いように念を押しておくが、百倍が「安全」ではなく、「最適」である。言い換えると、通常の自然界の放射線量では、健康には不十分ということだ。昔の地球にはもっと放射線が多かったのだろう。そして、この本によると、有害と思われる放射線は、自然界の一万倍以上だそうだ。私は予想されている地磁気バリア消失・宇宙線の増加による人類の覚醒に先駆けて、この日本に放射能が拡散されることに、とても深い意味を感じている。

「ほどほど」の量に加えて、もう一つ大事な概念は時間という要素を加味した「勢い」である。放射線を累積でどれだけ浴びたかという「累積被曝量」ではなく、一度に浴びる放射線の量が問題だということである。自動車事故をイメージしてもらうと、時速100キロで1回衝突するのと、時速20キロで5回衝突するのと、身体への影響は同じではない。どちらも累積では時速100キロである。あるいは、100℃の熱湯に5秒つかるのと、50度の熱湯に10秒つかるのでは、全然意味が違う。このように、放射線被曝の「勢い」を考える必要がある。

ラッキー博士によると、最適な放射線は自然界の百倍、過剰(有害)になるのは一万倍以上である。そこで、自然界の放射線量を年間2.4mSvとする(地域によって違う)と、最適な放射線量、有害な放射線量は次のようになる。

時間自然界(基準)最適(百倍)有害(一万倍以上)
1年当たり2.4 mSv240 mSv24 Sv以上
1日当たり6.57 μSv657 μSv65 mSv
1時間当たり0.27 μSv27 μSv2.7 mSv

これを目安に、以下のセーーーフのデータなどを参考に判断できると思う。

放射線モニタリングデータについて

現在観測されているデータでは、大半の地域は「放射能欠乏症」である。

JCO事故と放射線治療の比較

累積被曝量ではなく、「勢い」が問題であることの例示をもう一つしておきたいと思う。JCOの事故の作業員の被曝線量は、次のように推定されている。

16~20グレイ・イクイバレント(推定16-20シーベルト以上)の被曝をした作業員A(当時35歳)は染色体が破壊され、新しい細胞ができない状態となる。(略)事故から約2ヵ月後、この作業員は心停止状態に陥った後に蘇生したものの、心肺停止によるダメージから臓器の機能が著しく低下、最終的に打つ手がなくなったために、医師は次に心停止したら蘇生処置をしないと家族に告げた。事故から83日後の1999年12月21日、多臓器不全により死亡した。

6.0~10グレイ・イクイバレント(推定6~10シーベルト)の被曝をした作業員B(当時40歳)は、造血細胞の移植が一定の成果をあげ、一時は警察の本事故捜査員への証言を行うまでに回復した。しかし、その後容態が急変し、事故から211日後の翌2000年4月27日に多臓器不全で死亡した。

推定1~4.5グレイ・イクイバレントの被曝をした作業員C(当時54歳)は、一時白血球数がゼロになったが、放医研の無菌室において骨髄移植を受け回復。12月20日に放医研を退院した。

20シーベルトといえば、ものすごい線量に思える。だが、実はこれ以上の線量が、医療では人為的に照射されている(放射線療法)。

腫瘍制御に必要な線量は、腫瘍の感受性により異なり、一般的な固形がん(扁平上皮癌、腺癌など)の用量は60~70Gy(グレイ Gray; 放射線の項を参照)かそれ以上が必要である。高感受性のリンパ腫(白血病)などは総線量で20~40Gyで腫瘍制御が充分可能とされる。現在、定位手術的放射線治療 (Radiosurgery) を除いて1回照射法は少なく、小線量を1日1回、週4~5回照射する分割照射が多く行われる。分割照射の場合、一回線量は1.8~2Gyが経験的に多く用いられる。一回の用量を小さくして繰り返し実施することは、正常細胞が成長しなおす時間を与え、照射で与えた障害を回復させる。

これは、いわば「悪いものどうしの比較」であり、私は放射線治療もCTスキャンも有害であり、自分では絶対に受けたくないと思っている。しかし、このJCOの事故よりも多量の放射線(60~70Gy)を、数週間かけて被曝しても、必ず死ぬわけではないのだ。そうしてみると、一瞬で被曝する線量(勢い)がいかに重要であるかということである。参考までに、この癌の放射線治療で、仮に10時間かけて2シーベルト照射するなら、自然界のレベル(0.27μSv×10時間)の百万倍ぐらいに相当する。また、胸のCTスキャンでも、短時間に6.9mSv浴びるので、危険な領域にあることがわかるだろう。あくまで低い線量でじわじわと被曝するのが健康に良いわけだ。低い線量でDNAがゆったりと破壊されたなら、人間の細胞の回復能力、免疫力が活性化されるということである。何の刺激も無い状態では、身体が怠けてしまうのだろう。(参考:医療放射線被曝の量

原発停止に向けて運動しよう

以上のような話なので、まずは安心して、その上で、今後の一層の悪化、地震による新たな原発災害を未然に防ぐために、全国の原発停止を求める運動に参加すべきだと思う。いくら健康に良いとは言え、核実験とか、制御不能の事故によって放射能が放出されるのは、勘弁してほしい。その際、代替として、太陽光パネル利権や、低周波騒音・景観醜悪化の風力利権など地球温暖化詐欺利権に協力するのは腹立たしいので、電気の使用量そのものを減らす運動とセットにしたいものである。もちろん、家庭で直接使用する電気だけでなく、電気を大量に使って生産する商品も買わないようにしよう。当サイトの読者の皆様は、すでにテレビは見ていないと信じている。電気の無駄遣いはやめよう。

防護は食にあり

もちろん、上記の説も、様々な裏づけがあるとはいえ、一つの科学的な説であり、過信してはいけない。だから、次に考えておくべきは、もしも放射線の被害を受けたらどうなるかということだ。これは科学などといういい加減なものではなく、経験的事実に基づいていなければならない。そういう意味で、日本には、広島と長崎の貴重な経験がある。

広島で8才の時、爆心地から2キロの地点で被爆し、黒い雨もかぶった平賀佐和子さんは本能的に毎日梅干しを食べて生き残りました。同地点で生き残ったのは平賀さんただお一人とのことです。その後、マクロビオティックに出会い、74才の今もたくさんのお子様とお孫さんに囲まれてお元気に過ごしていらっしゃいます。

また、「長崎の奇跡」で有名な浦上第一病院の医師秋月辰一郎先生は爆心地から1.4キロの病院で被爆、塩辛く握った玄米のおむすびと味噌汁、そして砂糖厳禁の食生活で従業員、患者から一人の死人も出さなかったという体験談が残されています。

日本CI協会 震災・放射能対策 緊急メッセージ

つまり、食事である。玄米菜食である。マクロビなので当然のこととして明確に書かれていないが、肉食は不可である。放射能の被害の予防・治療には、肉食をやめて、玄米菜食に徹することである。これも当サイトの読者ならば、既に肉食はやめておられることと思う。肉食は、精神的にも、経済的にも、資源エネルギー的にも、台所洗剤的にも、体臭・口臭的にも、動物虐待的にも、ありとあらゆる意味で有害である。

また、当然ながら、食品中の放射性物質の摂取を最小限にするには、食べる量を減らすのが確実である。少食、断食である。

放射能汚染になるまでもなく、我々の日常には発癌物質があふれている。というより、意図的に自分の身体に癌を製造するために生活しているようなものだ。イアホンマイクも使わず携帯電話で長話をし、肉入りのコンビニ弁当を電子レンジで加熱し、アスパルテームのソフトドリンクと一緒に食べながら、放射能で癌になるのを心配しているのは、滑稽である。家中を這い回っている電力線や電気製品からの電磁場も、長期的に健康にどんな影響があるかよく分かっていない。この日常生活こそパニックを起こすべき状態だ。だが現実には、健康に有益なレベルの放射線を恐れながら、本当に危険なものを平気で使ったり食べたりしている。人間とは本当に面白い生き物である。

いずれにしても、以上は私の個人的な見解である。また、放射線に限った話なので、有害物質の降下物の吸引などは別問題である。被災地を国有化する動きが出ているが、一年前に大地震に襲われたハイチは、米国と国連軍の支配下になっている。土地を捨てて避難すれば、空いた土地を誰が支配することになるのか考えておくべきだ。

関連情報

ラッキー博士のホルミシスの情報 (気まマ日記)

稲恭宏博士の講演

特攻隊の話までは共感できるが、天皇は、英米が日本のパワーを封印するために設置した人形(シンボル)だ。いつまでも根拠の無い夢を見ていないで、歴史から学習しよう。